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今回、RED AND BLUE GALLERYでは丸山雅秋と味岡伸太郎の彫刻作品を紹介します。

丸山雅秋は20年に及ぶイタリア・ドイツなどの滞欧から、日本人なのに日本の文化を知らないと気づき、日本の文化を勉強し始めたといいます。そこで出会ったのが「能」でした。感情的なことではなく、「ある」とはどういうことか。どういうふうに人間が人間として存在しているのかということを、構造的に理解しようとしました。そして「そぎ落とすような単純化ではなく、包み込むような単純化」を目指したブロンズ彫刻を制作しています。
味岡伸太郎は一貫して愛知県豊橋市で制作を続けています。味岡は常に土や枝や石などの身近な自然物を使用しますが、それらは美術の素材として用意されたものではありません。偶然手にしたそれらを、素材として扱うのではなく素材そのものに行為を委ねることによって、一切の個人性を排除することに努めてきました。わずかな行為を加えることで自然の摂理を顕現させようとするその手法は、自然に対して「絶対に美しい」という信念に基づいています。
二人の経歴・手法・素材は大きく違いますが、「日本」そして「構造」への飽くなき挑戦は共通しています。

お近くにお寄りの際にはぜひご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。

 

丸山雅秋 「存在 – 関係」 235×315×80mm  ブロンズ 2006

 

味岡伸太郎「創世譚 ・始めに一つの立面があった」255×250×245mm   石・枝 2026

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