弊ギャラリーの今年のスタートは、ウエスティンナゴヤキャッスルで2月17日から19日まで開催されるアートナゴヤです。
初出展となる今回は島州一(1935年東京生まれ)と熊倉凉子(1991年東京生まれ)2人の油彩画を出品します。
版画家として1970年代にデビューした島州一は、様々な表現の経験を重ねながら常にタブローを描くという最終目標があり、90年代から「言語」や「原風景」といった抽象をテーマに精力的に絵画作品を発表してきました。最近は過去の自身の作品に顔のアイコンを書き込んだ添景シリーズを制作しています。
一方2014年からスタートした熊倉凉子は、<ぬいぐるみ>や<おもちゃ>をモチーフに、自ら作品を描く為の「画中画」や「だまし絵」の要素を含んだ空間を演出し、魔術的とも言える「静物画 Still Life」の系譜に繋がる絵画を一貫して制作しています。
祖父と孫娘ほどキャリアも作風も大きな隔たりはあるものの、今を生きる作家各々のリアリズムと、油絵具ならではのマチエール=実在感をテーマに、作品約30点を展示します。
お近くにお寄りの際は是非お立ち寄り下さい。