この度、島 州⼀展「⾔語の誕⽣ 添景」を3⽉18⽇より開催致します。
作家が20年前から継続して制作している油彩作品「⾔語の誕⽣」シリーズが、あらたに顔などのアイコンを描き加えることによって鮮やかに、より若々しく⽣まれ変わりました。
是⾮ともご⾼覧の程、宜しくお願い致します。
「 ⾔語の誕⽣240添景 」綿布にテンペラ、油彩 65.2×80.3cm(F25) 2001 / 2016
島 州⼀(しま くにいち)
1935年 東京都麹町⽣まれ。多摩美術⼤学絵画科卒業。
1969年 カルピスの商標である⿊⼈の扮装で画廊に座り、⾃分⾃⾝を作品とする。
1970年代、写真製版を使った⽴体版画で国内外で多くの賞を受賞。⾏為を作品化する。
パフォーマーとしても特異な存在。⽥中⾓栄と周恩来の顔を⼀万個のさざれ⽯に刷り、展覧会終了後川に返す「⽯の版画」は代表作の⼀つ。サンパウロビエンナーレ、シドニービエンナーレなどの国際展の⽇本代表。
1980〜81年 ⽂化庁芸術家在外研修員として欧⽶に留学。
1970年代はBゼミスクールで造形的表現⾏為のゼミを持ち、1980年代は東京芸術⼤学で版画の、2000年代は武蔵野美術⼤学にて油絵の⾮常勤講師を勤める。
現在は油彩、⽔彩を中⼼に発表。美術館での講習、講演の経験も多く持つ。作品は国内外の多くの美術館に収蔵される。
1994年より浅間⼭連峰の裾野、⻑野県東部町(現在の東御市)にアトリエを構え移住し、現在に⾄る。
昨年、埼⽟県⽴近代美術館にて「アーティスト・プロジェクト: 島州⼀ 世界の変換と再構築」が開催され、今年2月18日より4月16日まで東京ステーションギャラリーで開催されている、「パロディ、⼆重の声 ―⽇本の1970年代前後左右」において70年代の作品「IF」を出品中。