この度、「LESS IS MORE 辰野登恵子展」を9月27日から10月15日まで開催致します。
辰野登恵子が亡くなって2年が過ぎようとしている今、70年代からスタートした作家の全体像を検証する作業が始まっています。
これまでの回顧展、また今後全国各地で開催予定の展覧会などを通して、あらためてその真価が再認識、再評価されることでしょう。
「最小限にして最大のものを語りたい」
作家の残したこの言葉を手がかりに、おもに2000年代から2010年代に制作された油彩作品4点、版画作品4点を中心に展示し、いま一度その作品世界を顧みたいと思います。
ぜひご高覧下さいますようお願い申し上げます。
In the afternoon oil on canvas ,116.7×90.9cm,2008
■辰野登恵子 略歴
1950年 1月13日、長野県岡谷市生まれ
1972年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1974年 東京藝術大学大学院(修士課程)修了
1996年 第46回芸術選奨文部大臣新人賞受賞
2003年 多摩美術大学客員教授
2004年 多摩美術大学教授
2013年 第54回毎日芸術賞受賞
2014年 9月29日、逝去(64歳没)