この度、RED AND BLUE GALLERYでは6月22日から7月6日まで佐野魁(立体造形作家)、鈴木悠生(建築写真家)、半田颯哉(ニューメディアアーティスト)3人によるグループ展「トーキョー・ストリート・ビュー」を開催します。(キュレーションは出品作家の1人でもある半田颯哉)
東京という街は、オリンピック開幕を一年後に控えているのみならず、2025年まで人口が増え続けることが予測されています。一方、2011年の大震災の記憶も新しく、首都直下型地震への恐れと常に隣り合わせの街でもあります。人為的にも天為的にもスクラップアンドビルドが繰り返され、明日にでも姿を変えてしまうかもしれない今日の東京の景色をどのように記憶すればいいのか。今年3月に東京藝術大学修士課程を修了したばかりの3人の若手アーティストグループの作品によって、東京という街のイメージに変化を生じさせ、新たな視点で記憶する方法を提示します。
是非ご高覧の程、よろしくお願い申し上げます。
佐野魁「まなざす風景」 H2200×W2600×D1300mm 東京芸術大学卒業制作展より
鈴木悠生「Architecture」アーカイバルピグメントプリント 1350×1118mm
半田颯哉「落とし物シリーズ」インスタントフィルム108×88mm
<展示作家プロフィール>
▪️佐野魁 Kai Sano
1994年生まれ 静岡県出身。2017年愛知県立芸術大学美術学部彫刻科卒業、2019年東京藝術大学大
学院美術研究科修士課程修了。
主なグループ展に「Crossing Factors」(2017年、EFAG Gallery)、「愛知県立芸術大学卒業制作展」(2017年、愛知県美術館)、「ATLAS展」(2018年、東京藝術大学取手校地)、「東京藝術大学卒業制作展」(2019年、東京藝術大学大学美術館)など。
▪️鈴木悠生 Yu Suzuki
1991年生まれ 東京都出身。2017年東京工業大学工学部建築学科卒業、2019年東京藝術
大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士前期課程修了。
主な個展に「Pray for nothing」(2018年、「ゼンカイ」ハウス)。主なグループ展に「第67回東京藝術大学 卒業・修了作品展」(2019年、東京藝術大学絵画棟アートスペース)「Applied Images」(2018年、キヤノンギャラリー品川オープンギャラリー2)、「EINSTEIN STUDIO ARCHIVES」(2017年、IMACONCEPT STORE)など。
▪️半田颯哉 Souya Handa
1994年生まれ 広島県出身。2019年東京藝術大学大学院美術研究科修士
課程修了。主な展示に「public void()」(2018年、東京藝術大学大学会館展示室)、「CODES OF
CONDUCT」(2018年、CLEAR GALLERY TOKYO)、「東京藝術大学 卒業・修了作品展」(2019
年、東京藝術大学大学美術館)など。