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この度、RED AND BLUE GALLERY では日本では初めての展覧会となる韓国人作家 チャン・ヒジョンの個展、「A White Lie」を10月11日より開催致します。彼女は、韓国とアメリカにて美術を学んだのち、国内外での様々な活動(個展、グループ展、アートフェアなど)を展開しながら、韓国国内の美術大学などで次世代のアーティスト育成にも携わっております。数年前より韓国で人気上昇中の、写真と絵画の組み合わせてミクストリアリティーな現代を表現した本シリーズを、この機会にぜひご高覧ください。

HeeJJ_011Arrangement White, gray, pink   Mixed media on canvas 50×42.5cm 2017

 【作家ステイトメント】

 私の作品は、写真と絵が交ざっています。花の絵の場合は、まず花の写真をキャンバスにプリントし、その上から半分のみ油絵の具でなぞるようにして、この作品が写真なのか絵なのか分からないように、質感の差による紛わしさをあえて感じられるようにしています。この作品を遠くから観ると一般的な花の絵のように見えますが、近づいて観ると、実写と絵画の合成だということが分かるようになっています。写真の上に描いた油絵は、完璧な錯覚で観る人の目を混乱させ、実像と虚像の境界で揺らぎながら、バランスを取っていることを表現したいと思いました。私は大きいサイズの花の絵を描きたいと考えた時、ジョージア・オキーフの百合の花の絵が頭に浮かびました。彼女は、観る人は大きな花の絵を観賞する時、絵に近づいて観るため、花を拡大して描いたと言いました。私も同じ考えでしたが、彼女と少し違ったのは、観る人が花の絵に近づいて観ると、全体の形を一目に把握するのではなく、まるでデザイン作品を観るように一部分の色の組み合わせだけを観るのではないかということでした。

 ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラーの「灰色と黒のアレンジメント-母の肖像」は、誰が観ても白い壁を背景としていて、黒のドレスを着ている女性の全身を実写的に描いた肖像画ですが、作品のタイトルによって、平凡な油絵がまるでデザインの色の組み合わせかのように見るものを考えさせ、絵画の伝統性を否定していることを、逆接的に見せています。私がホイッスラーの作品のタイトルから感じたことは、絵という物は、ただの彩りの塊だということ、本人の花の作品の数々は、花は主人公ではなく、単なる絵の具という材料と彩りだという考え方で、花のシリーズの制作をするようになりました。

 本の絵も花の絵と技法が同じです。主に、白い布切れや本の断面のように繊細な味が出る部分はそのまま残し、なめらかな質感が感じられる白磁や本の表紙などは、油絵の具で2〜3回なぞって描きました。カラフルな有名作家の画集と、シンプルな白磁は、それぞれ西洋と東洋を表現しているオブジェとして考えています。二つの相反するオブジェから感じられる二面性を、色の組み合わせという観点で解析した作品です。

 本の作品の中には、世界的なベストセラーの作家である村上春樹さんの本が素材として登場している絵もあります。人々は、彼の読みやすい小説をあまりにも大衆的だと過小評価している傾向があるかも知れません。しかし、このような点が、彼の作品はフィクションだが、彼の作品の中に本当の世界があるのではないだろうかと考えさせているのではないでしょうか。私もこのように、極めて平凡であるにもかかわらず、その中にある二面性を自分の絵に応用したいと思っています。

 私の作品は、実際に描いた部分と描いていない部分が区別されておらず、一つの絵ではありますが、実像と虚像の境界が曖昧になっています。このような二面性がファインアートと商業デザイン、東洋と西洋、現実と超現実などを代弁し、私たちが住んでいる世の中は、本物と偽物が混合していることが伝われば幸いです。

betweenwhiteandblue

Between White and Blue    Mixed media on canvas 65×50cm 2016

 【主な個展】

2015年  Perfect Lying, Yoomijae Art Park, YangPyong

2012年  Romantic Fake, KAIST supex hall, Seoul

2008年  Perfect Lying, Gallery Jant, Bundang

2007年  There is a Pop Art in the Eastern painting, gallery doll, Seoul

2006年  Flower, Print & Paint, gallery doll, Seoul

2005年  Mai Gallery, Mai Medical Center, llsan  (Sponsored by Gyeonggi Cultural Foundation)

2005年  Seo 1st Young Artist, Seo Gallery, Seoul

2004年  Ewha Woman’s Uni Leadership Center, Seoul

2004年  ilmin Museum of Art Cafe imA, Seoul

2003年  Manif 9!03, Seoul Arts Center, Seoul

2001年  Repeatable, Ssamzie Space, Seoul

2001年  3th Solo Exhibition, Hello Art gallery, Seoul

1997年  2th Solo Exhibition, Insa gallery, Seoul

1996年  1th Solo Exhibition, Catch 22 gallery, New York

 【その他 グループ展、アートフェアなど】

2017年  Spring is holding Flowers Gallery SeoJong, Yang

2017年  K2 Art Project, K2 CS Center, Seoul

2017年  2016 35th Korea Galleries Art Fair, Coex, Seoul

2017年  New Year, Gallery SeoJong, Yang Pyong

2016年  Small work, Gallery Joeun, Seoul

2016年  Christmas small works, Far beyond Gallery, Seoul

2016年  The 15th Korea International Art Fair(KIAF), seoul

2016年  Affordable Art Fair, The Metropolitan Pavilion, New York

2016年  Behind The Image, DogokstarPBcenter, Seoul

2015年  The 14th Korea International Art Fair(KIAF), seoul

2015年  Asia Hotel Art Fair, Marco Polo Hotel, Hong Kong

2014年  The 13th Korea International Art Fair, seoul

2014年  Contemporary art fair, Hotel seoul Ulsan, Ulsan

2014年  Interpret, Far Beyondgallery, Seoul

2013年  Between Mirrors, Ewha Art center, Seoul

2013年  WHITE SALE with sovereign, SeoulAuction, Seoul

【パブリックコレクション】

ssamzie(ソウル 韓国)

Indian Head Foreigner School(ソウル 韓国)

Capital one Group(アメリカ合衆国)

Mai medicine art & innovation(ソウル 韓国)

Seo Gallery(ソウル 韓国)

Seoul Auction(ソウル 韓国)

Morrison&Foerster LLP-Law Firm in U.S.A(サンディエゴ アメリカ合衆国)

ZEPHYROS Golf Club(済州島 韓国)

Korea Bond Pricing& Korea Ratings Co. (ソウル 韓国)

MANAS Art Center (楊平郡 韓国)

KAIST Business School (ソウル 韓国)

Kim Chan Hospital (水原市 韓国)

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